ばーくんの毎日

ピアノのある生活。日々の雑感を綴ります。

2022/04/20 まさかのトラブル

昨日は、配信中に、なんとペダルが効かなくなるというトラブル発生!

まだ、原因もわからず、直ってもいませんが、
ペダルを使わないでどうやって良い演奏をするか?
という良い機会になり、色々試行錯誤していましたが、
割と楽しんでいただけたようで、ホッと安心しました、ありがとう。


今まで、ライブでトラブルは幾度となくあったけど、
ペダルが効かないっていうの初めての経験。

今まであった一番やばいトラブル(ミス)は、
似ている曲名を間違えて、全然違う曲を弾いてしまったことくらいかな。


あとは、「ロスト」

ジャズは、「ロスト」っていうのがあって、
演奏中に自分が曲のどこを演奏しているのかわからなくなる、という現象があります。

 

ベースが攻めて来たり、ドラムが攻めて来たりするので、
どこかでずれて、気づいたら全く知らないところにいた、みたいなことが、
ハイレベルなセッションでもたまに起きます。


ハイレベルなセッションでこそみんな色々試したり挑戦するから、ちょいちょい起きやすい、ともいえるかも。

 

まれに、全員がロストして崩壊していることも見たことあるけど、それはそれで、演奏をやめさせしなければ、
なんか面白いことになってることもありますね。

まあ、ロストしないのが一番いいですけどね(笑)

 

こんなことを書いていたら、
他の人と一緒に演奏したくなってきました。

 

今の世の中、コロナ・戦争、それにともなう不況、
環境の変化で、何をするわけでもないけどなんか窮屈・ストレス、

漠然とした不安、みたいな感覚もあると思います。


大変な状況ですが、僕の演奏とか、なんでもいいけど
そういうのが少しでも日常の癒しや楽しみになれていたら嬉しいなと思います。

 

2022/04/19 最短

良い天気!気持ちが良いですね。

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こんな日は意味もなく散歩して

すれ違うおじいちゃんと他愛もない会話をしたいものです。

 


最近、Youtubeで、よくクラシックの方の演奏を聴きます
バッハなら、シフとかグールド、とか超有名な方の演奏しかわからないんですが、
とりあえず聴いてます。で、彼らに合わせて弾こうとするんだけど、
全く弾けない!ので、とりあえず一緒に合わせて弾けそうな、
かつ良いな、と思った方の演奏に合わせて、表現を学んでいます。
あとは、リスナーさんからおすすめいただいたバッハの解説本を読み漁る。


クラシックもある程度弾けるようになりたいけど、

やっぱり最終的には、ジャズにつなげたい。

なりたいピアニストとしての理想像、出したい音、弾きたいスタイル、みたいなものは

ざっくり想像していて、そうなるためには、

どんな練習をしたらいいかな?と考えたときに、
やっぱりクラシックをちゃんと学ばないとな、と思ったこともきっかけの一つです。
ジャズとクラシックは、つながっているから。

で、クラシックといっても、いきなりショパンや、
カプースチンとか、ラフマニノフにチャレンジするのは、
ある程度上手に弾けたとしても、なんか違うよなと思って、バッハをやっています。

逆にクラシックをめっちゃやっている人が、
ジャズをやろう!と思った時に、
いきなり上原ひろみさんとか、
ロバートグラスパーといった最近のピアニストをコピーしても、
それは真の意味でジャズを学んだことにはならない、と思っていて、
ジャズならジャズの父のような、チャーリーパーカーから丁寧に学ぶことが大切と思うから、
クラシックを学ぶなら、バッハ!となりました。
まあ、英雄ポロネーズとか有名な曲を弾いたほうが、ウケるんだろうでしょうけど。
でもそれは、僕は違うと思う。

学ぶ順序が大切、というより、
そうやって源流からたどっていった方が、学ぶ過程で直面する感動というものが、
大きいから、そうしていたいと思うのかもしれません。


ジャズもそうで、かっこいいフレーズ、
派手なアレンジは、人目をひくのかもしれないし、
手っ取早くそれっぽい演奏になるのかもしれないけど、
でもたぶん、そういう演奏をしても、自分には何も残らない気がする。


カメのようにのろのろですが、
学ぶ過程を楽しんでいけたらいいな、と思います。

あんまり最近、レパートリーとか増えなくてごめんなさい。
いつか今やっていることがジャズにつながりますように。

2022/04/18 クラシック

 

今日は2週間ぶりのクラシックのレッスン!

シンフォニア8番をやりました。

シンフォニア音ゲー感がすごい。

 

今回のレッスンでは、

たくさん聴きたいことを伺った。

 

上手い、はすごいけど、

感動する、とはまた違うことで、なんかそういうこともクラシックの世界でもあるのでは?と思って色々おたずね。

 

バッハの曲の演奏で、素晴らしいと感じる要素は、

あ、その声部をそんなに美しく歌うんだ、とか、

あ、その声部がこんなに聴こえてくるんだ、とか、

演奏の緻密さ、真面目さ、みたいなものな気がしていて、

それについても質問。

 

質問ばかりしまくってるけど、

とにかくクラシック楽しい!

 

ある程度バッハを学べたら、

情熱的な表現が求められる曲にもチャレンジしたい。

 

次はインベンション12。

 

 

 

 

2022/04/15 夏よこい

 

昨日検査の結果、

 

何も異常無しでした!

良かった良かった。

 

心筋

梗塞だと、ここの数値が

めっちゃ上がる、とか、

弁膜に異常があると、

心音に雑音が混じる、とか、

心電図も今のところは正常で、

ある日突然さようなら、ということは

まず無いでしょう、とのことでした。

 

安心安心。

 

とりあえず安心できたので、

適度に運動しつつ、

引き続き、バッハをたくさん練習したいと思います。

 

バッハのシンフォニア

感動の連続で、

ジャズは、メロディにたいして

ハーモニーをつけるという感じだけど、

バッハはそれぞれのメロディが

どんどん生まれては消えて、

重なり合っていくから、弾くことはできても、

それを弾きながら聴くことはめちゃくちゃ難しい。

でもそれが楽しすぎる。

 

1人ジャズって感じ。

3つの声部でそれぞれお喋り、という感じ。

 

素敵。その中で調性もどんどん変わっていって、

あ、戻った!と思ったら、偽終止で裏切られて、

「えー!」となり、その遊び心にグッとくる

 

楽しい楽しい

 

 

 

2022/04/14 深呼吸

最近、また不正脈が異常につづくので、

病院に来た。

 

 

ただの自律神経の影響とかならいいんだけど。

心配性なのでとにかく不安。

 

昔はこんなことなかったのに。

いつからこんなヤワに、、、

 

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2022/04/12 勇気

ちっちゃい体のくせに、

堂々としてる

 

初めてのジップライン、

一緒にやりました。

 

楽しかったようで、何度も。

お陰で筋肉痛。

 

はやくロープを持ってきて!

と言わんばかりの仁王立ち。

 

こないだ2歳になったばかりの

4番目の、おいっこちゃんも、

立派に「ばーばーばー」と呼んできます。

 

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2022/04/08 第2回メンバーシップ配信まとめ

昨日のメンバーシップ限定配信にお越し下さった方々、
ありがとうございました。

復習も兼ねて(自分の話したことを忘れないように)
どんなことをお話したのか、振り返ってみたいと思います。

メンバーシップ、入ってみようかな?という方にも、
参考になれば幸いです。


①「Smoke gets in you eyes」を例に、キーとコードについて。

クリフォード・ブラウン(トランペット)は、キーF。

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ナット・キング・コール(ボーカル)は、キーBb。

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オスカー・ピーターソンは、キーAb。

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聴きなじみのあるスタンダードも、キーが変わると印象がガラッと変わります。

コードも、クリフォード・ブラウンは、黒本とは違うコードで始まっています。
黒本は、あくまでもセッションを円滑にするためのツールなので、
教科書ではなく、
実際に、素晴らしいミュージシャンが、スタンダードをどんなコード進行(チェンジ)で演奏していたのかを知ると、
さらに楽しくジャズが聴けるようになるかも。


②『枯葉』(Autumn leaves)に対して、ミュージシャンがコードをどうやって変えているか。

 

前の話と似ていて、超有名曲『枯葉』も、色々なアプローチがされています。
ビルエヴァンス

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ウィントンケリー

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ケニーバロン

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3つのテイクを聴き比べました。

それぞれ、個性があって全然違いますが、
特にコード進行に注目しました。
全員、同じキーなのに、違うコード進行で演奏しています!

例えば、セッションで、ベースが、ウィントンケリーのテイクのコード進行で
遊んでくる時があります。そういう音遊びに、音で応えることができるようになると、
これまたジャズの演奏が楽しくなっちゃいます。


③「Ornithology」のパーカーのソロが凄すぎて、歓声が録音に残されている。

 

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一番有名なテイクだと思うけど、上の動画の59秒あたりに、「ヤー」というか、「イエー」というか、
とりあえず叫び声が入っています。本当にパーカーはかっこいい!


④「いつか王子様が」マイルスのテイク。1曲の中で、バンドのサウンドの変化を聴く。

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テーマを吹いているときに、
3拍子の曲に対して、ウィントンケリーがポリリズム的なバッキング(伴奏)をしています。時々入るフレーズも、最強!

マイルスのトランペットのソロが終わって、サックスのソロに移行するときに、
ベースが、ウォーキングに変わり、ドラムがブラシからスティックに持ち替えてシンバルレガートに変化しています。
基本的なことですが、ソロ奏者以外も、ソロをとっている人を
鼓舞するために、いろいろなことをやっています。

 

 

⑤「Evidence」モンクの名曲が、「Justice」という曲名で録音されています。

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ピアニストのモンクが、警官にキャバレーカードを取り上げられてしまい途方に暮れていた際、
ドラマーのアート・ブレイキーが、彼を支援するためにレコーディングを行い、
その際にこの「Evidence」曲を「Justice」(正義)という曲名でアルバムをリリースしました。
2人の友情が垣間見える、心温まる逸話です。

 

ざっとこんな感じでしょうか?
1時間弱の配信でしたが、
振り返るとめっちゃボリュームありますね。

もし、「なんかわからんけど、面白そう!」と感じた方は、ぜひこちらの沼へようこそ。

音楽の聴き方は、本当に自由です!
僕は、こんなところを聴いているよっていう話なので、これが正解、というわけではないです!
ぜひぜひ楽しんでいただけたら幸いです。


というわけで、今これを執筆中に、
トラブルの電話が入りましたので、行って参ります。

 

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