ばーくんの毎日

ピアノのある生活。日々の雑感を綴ります。

2022/07/19 第4回メンバーシップ配信まとめ

第4回メンバーシップ配信のまとめができていなかったので、

アーカイブを確認しながら、とりあげた音源などを

まとめていきたいと思います。

 

月日の流れるスピードが最近また加速した気がしています。

 

早速いってみよー。

 

【Robert Glasper(ロバート・グラスパー)】

『Rise and shine』(2005)

 

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なんか、夜の首都高をぶっとばしているような疾走感あふれる感じ。

(実際は超安全運転のわたくしです。)

 

 

『Portrait of an angel』(2005)

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全体的にふわっとした感じ、明でもなく、暗でもなく、グラスパーらしいハーモニー感覚が味わえる曲。

 

 

『In Passing』(2002)

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グラスパーのファーストアルバムから1曲。さきほどの『Portrait of an angel』と少し似た雰囲気です。聴いた感じは、繊細で流麗な感じですが、実際に演奏するとなると、小節数が半端だったり、コード進行が難しかったりします。

 

『I remember』(2005)

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個人的には、Glasperの曲の中でも、1ー2番くらいに好きな曲。

ハーモニー感覚が素敵で、底なしに暗いとか明るいというのではなく、

あくまでも自然な流れ。でも平坦でもなく、やたら「ハーモニーにこだわってます!」感もなく、自然。とにかく好きです。

 

『Of Dreams to come』(2007)

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最初の1音からもう好きになれます。グラスパーのハーモニーは、リリース当時はかなり新しい印象だったと思います。今でこそ、みんなが真似していますけど、この曲とかは特に、「グラスパーサウンド」って感じます。

 

『F.T.B』(2007)

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ドラムのシンバルがどうやって叩いているか全く意味わからない感じです。

ちなみにこの曲は、後に歌がついて『Gonna be alright』という曲でリリースされ、

グラミーR&B部門で受賞しています。

 

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Y'Outta Praise Him Intro』(2007)

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やっぱこれが一番好きかもしれないです。

最高以外の何物でもないです。

 

 

さてここまで、ピアノトリオ(アコースティック)での演奏を見てきましたが、

次はエクスペリメント(ヒップホップよりのヤツ)を見ていきます。

 

『I stand alone』(2013)

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Common(コモン)というラッパーとのFeat.

シンプルに声がかっこいい。

 

『Let it ride』(2013)

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ノラジョーンズとのFeat.

 

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ここまで色々聞いてきましたが、ここまでくるとなんとなく

グラスパーのハーモニーの共通性というか、グラスパーっぽさを感じられるようになってきたのではないでしょうか?

 

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ダニーハサウェイの娘、レイラハサウェイとのFeat.

母なる大地の歌声っていう感じ。

 

次はちょっと趣向を変えて、Glasperが参加しているユニットのご紹介。

さきほど『I Stand alone』でかっこよすぎるラップをしていたCommonの

ホワイトハウスでの演奏。

 

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個人的に黒人の魂というか、誇りというか、そういうものを感じる演奏です。

英語わからないので、何話しているのかわからんけど。

 

あとは軽く触れた音源たち。

 

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こうやって振り返ってみると、たくさんの音源を挙げすぎている気がするので、

次の配信からは、もっと1つ1つを深堀りする形にしたいと思います。

 

2022/07/05 久しぶりの更新

6月、なんと一度もブログを更新できなかった。

あれやこれやで、ばたばたとしていまして、

今の演奏をもっと良くする練習より、

もっと先の将来のための活動が多かった気がします。

 

6月は、一言でいえば「決断した」月だったと思います。

 

迷いながら、挑戦を決めたクラウドファンディング

クラシックのコンクールへの挑戦、などなど

細かいことや、プライベートのことを挙げれば、もっとたくさんありますが、

ひとまずこの2つでしょうか。

 

まず、クラウドファンディングに関しては、

多くのことを考慮のうえ、覚悟して始めましたが、

結果として、温かい皆様のご支援のおかげさまで、実行に移すことができており、

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

クラウドファンディングへの思いは、また後日、ゆっくりお話できたらなと思います。

まだ始まったばかりで、思いを語るよりも、

まずは信用を裏切らないように

誠実にプロジェクトを実行していきたいと思います。

 

それにしてもバタバタです。

バッハ、待っててくれい!という気持ちです!

 

2022/05/31 5月終わる


今日は、最近の考えてることを整理したくて、
仕事の休憩時間に、少しまとめています。

 

これからの10年くらいをかけてやりたいことは、
クラシックを、ちゃんと弾けるようになりたい。

 

まず、ちゃんと弾くって、どこまで?っていうのが、難しいところだと思うけど、
自分が納得のいくレベルまで学びたい。

 

クラシックを学んだことがジャズで生きる、
ジャズで学んだことがクラシックで生きる、というのはもちろんあって、
それも目的の一つなんですが、

僕はこの2つを混ぜて、お互いの良いとこを生かした
自分らしい作品やアレンジを作るみたいな、今割と流行のボーダーレス、ジャンルレス思想みたいなものは全くなくて、
クラシックは、クラシック。
ジャズは、ジャズ、と切り分けて演奏をした方が、
それぞれの良さが最も生きると思います。

 

クラシックにジャズのハーモニーを持ち込んだり、
ジャズにクラシカルな超絶技巧を持ち込んだりすると、それぞれの良さ、本質が損なわれると感じます。

 

絶対にショパンも、G7で、ありとあらゆるハーモニーを試したはず。それこそ
ジャズでよく弾くハーモニーを試していたはず。
でも、使わなかった。それが曲の中で、最適なハーモニーではなかったから。
だから、ショパンの足元にも及ばない我々が、
いまさらクラシックの曲をジャズアレンジしたりするのは、
娯楽としてはいいかもしれないけど、自分的には精神衛生上できない。(やったことあるけど、罪悪感が半端ない。)

 

ジャズは、いうまでもなく、クラシックを母とする音楽。
黒人たちが死に者狂いで、自分たちの音楽として、自己表現のために生み出した音楽で、
もっというと、クラシックから、意図的に「切り分けた」音楽。
その「切り分けられた音楽」に対して、再びクラシカルなアプローチを持ち込むっていうのは、
これも自分的には、つらい。


だから、それぞれを、切り分けて、しっかり深いところで演奏できる人間になる!
それがこの10年くらいの目標です。

 

そんな感じで、自分の流儀的に、やりたくないこともあって、なかなか割り切れない性格で
うざいですね。

まあでも、多分これが一番僕らしい活動の指針だと思うので、がんばります。


最終的な目標は、僕が何を弾くかっていうより、聴いてくれた人が
何を感じてくれるか、それが一番大切ということも忘れないように。

自分のピアノを聴いてくれた人が、幸せになってくれたら嬉しい。それだけですね。


ここまで書いて思いましたが、自分はめっちゃ青い。
でもきっと学び続けるためには、青さっていうのは必要なんじゃないかと。

 

80歳になっても、やりたいことで溢れたじじいで居たいと思います。
亡きジムホールが、あのお歳で「僕ももっとジャズができるようになりたいよ」と言っていたことを思います。
そんな、じじい、いや、くそじじいになりたいと思います。

 

あと、僕が支えるべきは、家族。

バランスを考えて、頑張りたいと思います。

2022/05/24 クラシックレッスン

昨日はクラシックのレッスンでした!

バッハのシンフォニア2曲見ていただきました。

 

3番(D)と、
12番(A)!

 

質問したこと・指摘していただいたこと

 

・調性の変化(12番なら2小節目の最後に、D♯があるので、もうEに移調しているという理解でいいか)
→Aからへの移調、E 5度上の移調はバッハでよくある。(本でも見た)
→確かインヴェンションの、8番、ファラファドラっていうFの曲も、途中でドミドソミ(C)、5度上にいってたなあ


・フレーズの切り方
どんどん新しいフレーズが紡がれては消え、その連続がせせこましいときに、
どんな感じで終わって、どんな感じで始まるか
→割となめらかにっていうより、はっきりはじまって、はっきり終わる。
変に余韻を残そうとしない方が良いときがある。特にテーマ。
でも歌う時はうたう。テーマはっきり、他の声部、柔らかく支える。みたいな今のイメージ。

 

・下降の時に、右手、4から5の指になるときの弾き方
→案外小指は立てることができるので、肘をやわらかく開いて準備。
→そこだけをピックアップして練習(あたりまえ・すみません) 45454545の練習

 

・重音の練習方法
→片方の音をキープ、もう片方の音はダブルで弾く。それを入れ替えて練習

 

・音量としては弱いけど、でも聴こえていないといけない音の残し方

→最初の発音ははっきり、そのあとは、他の声部も聴きつつ、ちゃんと残っている音も聴く!→ハーモニーのなかで、保たれていたSus4の音が、導音になる瞬間、とかをちゃんと聞く。

 

・テーマが始まる時に、そのままつなげないで、
ちょいひと呼吸いれた方がいいときも、ある。

 

またしっかり復習したいと思います。


自分だけでは絶対思いつかない練習方法とか、
毎回本当に楽しいです。

 

ただ、フーガって何?とか、そういう形式みたいなことに全然、興味がわかないです。
でもきっと知らないと、バッハの曲の共通項は見えてこないんだと思います。
頑張りたいと思います。

2022/05/23 感謝

先の5月18日で、配信を始めて1年が経ちました!

 

いつも配信を聴いてくださっている皆様のおかげです。

 

1年て早い!あっという間に終わってしまったなあという感じです。

 

配信を開始した当初は、カプースチンを練習していた気がします。
そこから、たくさんポップスや洋楽を耳コピしたり、
ディズニーにはまって、ショーの音楽を完コピしたり、
ばートークというラジオ企画をはじめたり、
名曲がジャズスタンダードになる元の映画を見たり、
ヲタトークを始めたり、
振り返ってみれば、色々楽しかったなという思い出ばかりです。
あ、あと禁酒もしました。(もうすこしで、2ヵ月!)


一年前は、配信にまつわるすべてのことに関して、無知からのスタートでした。
お礼の伝え方だったり、リスナーの皆様のことはもちろん、今でこそ
どんな方が僕の配信を聞いてくれているのか、わかっているので、
すごく安心して配信してできていますが、
最初は、どんな人が配信を聴いてどう感じているのか、全くわからないので怖さもありました。

 

この一年を通して学べたことは、ありのままでいることの大切さです。

 

やりたいことを好きなようにやっている姿を見たい、と言ってくださるリスナーさんばかりなので、
本当に幸せだなと思います。おかげで、本当に素の自分で、ピアノが弾けています。

 

昨日も、改めて、1年配信のコメントを1つずつ読み返しましたが、
「応援できて嬉しい」「ピアノを弾いてくれてありがとう」といったコメントがございまして、
本当に配信を始めて良かったなと心から思いました。
こんな素敵なリスナーの皆様と出会うことができて、とても幸せです。


これからも、自分らしく、頑張りたいと思います。


何度も言ってるけど、しばらくは、バッハ!!(笑)
クラシックを腰を据えて、勉強したいと思います。
きちんとピアノを鳴らすこと、音色、表現。

その先に、自分の弾きたいジャズがあるような気がします。
何年かかるか、わからないですけど、、、

クラシックにハマりすぎてクラシックばかり弾いちゃう、みたいなことに、もしかしたらなるかもしれません。

 

先が見えないってワクワクします!
形もなく、正解もないですが、自分の「好き」を追求したいと思います。


いつも聴いてくれてありがとうございます。
これから1日1日、大切にしていきます!

2022/05/19 第3回メンバーシップ配信

 

第3回メンバーシップ配信におこしくださり

ありがとうございました。

 

今回お話したことを

備忘録として、ざっくりまとめたいと思います。

 

 

①「All of you」マイルスの時代の聴き比べ

・Album 『Round About Midnight』(1957)

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1950年代のマイルスらしい、THE ジャズという感じのサウンド

このメンバーは、第1期クインテットと呼ばれます。

レッドガーランドのご機嫌なピアノが全開で最高!

 

・Album 『My funnny valentine』

 

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1960年代の、攻めまくりのサウンド。ライブ録音です。

このメンバーは、第2期クインテット、「黄金クインテット」とも呼ばれます。

1957年の録音とうってかわって、怪しげな雰囲気も漂っていて、なんというか演奏のうちに秘めた情熱を感じます。

ハービーハンコックのユニークなアプローチが、最高。

バンド全体のサウンドが第1期と全く違っていて、お互いに音で会話をしている感じが強です。

 

ハービーハンコックのソロの中で、

シーケンスといって、同じ形のフレーズをどんどん展開していくアプローチがあり、

お手本としてこのテイクはよく挙げられます。ドラムとの駆け引きもすごく面白いです。

 

②「So What」の時代別聴き比べ

1959年『Kind of blue』

ジミーコブの柔らかいシンバルレガートがとっても素敵です。

 

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1964年『Four&More』

暴走機関車のように突っ走るスピード感で、それぞれが面白いアイディアをぶつけあって、エネルギーにあふれた演奏。

きっと生でこんな演奏を聴いたら、気絶してしまいます!

ピアノ(ハービーハンコック)とドラム(トニーウィリアムス)の息がぴったりで、

常にドキドキはらはらする状態です。

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③ガチムチパワー系ぶつかり稽古的な演奏

 

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いかがだったでしょうか?

暑苦しい男たちのぶつかりあい、という感じで、僕はとても好きなのですが、好みは分かれるかとおもいます。真剣に音楽を表現しようとしている姿に心打たれます。

 

次回のメンバーシップ配信は、2000年以降の、新しいジャズについてお話しようかなと思います。

ぜひお楽しみに!

2022/05/16 自然

千葉県の稲毛海岸というところで行われたフェスに行ってきました!

 

前日の夜に、妻に「行きたい」と言われ、

それじゃ行ってみよう!とノリだけで決めた、ちっちゃな旅。

 

こういう、楽しいイベントを探すのが妻は上手で、おかげで

超インドアだった僕も、いつのまにか出かけるのが好きになっています。

 

地元の親友:しょうたが付いてきてくれました☺

 

ZOZOマリンスタジアムのすぐ近くの海岸で、

到着したはいいものの、駐車場がない問題!

こんなにビッグイベントだとは思わなかったです。

でもこれもまた無計画弾丸ちっちゃい旅にはつきもののトラブルですね。

結局、会場から徒歩30分ほど離れた場所に停めて、いざ会場へ!

 

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陽気なお日様のもと、たくさんの素敵なお店が立ち並んでいました。

サメバーガーとか、貝をつかったアクセサリー、なんか美味しそうな

フルーツシロップを炭酸で飲むやつ、ターキーレッグ!

古着屋さんに、バイクの展示、そしてスケボーのランプ(すりばちのやつ)まで!

ワクワクするものがたくさんありました。

久々にスケボーもやりたくなった!

 

そしていよいよ海岸で、平井大さんのライブ!

全然曲とか知らなかったけど、このライブがきっかけに大好きになりました。

 

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人生はシンプル!好きか嫌いか!楽しいか、楽しくないかだけ!

そんな言葉どおりの、大好きでたのしいライブでした。

聴いていると、ポジティブになれて、自然をいとおしく感じて、

身体が揺れて、笑顔になれる、そんな音楽!

 

平井大さんの音楽を聴くと、海とか、夏とかが思い浮かぶけど、

ジャズって景色は思い浮かばないなあなんて思いました。

 

やっぱり音楽って素敵。

僕のピアノも、聴いてくれた人が幸せになってくれたらこの上なく嬉しいので、

また自分らしく、がんばりたいです。