ばーくんの毎日

ピアノのある生活。日々の雑感を綴ります。

2022/09/20 第6回メンバーシップ配信まとめ

2022/08/28に行ったメンバーシップ配信のまとめができていなかったので、

今さら感が否めませんが、アーカイブを振り返りつつまとめていきます。

 

第6回メンバーシップ配信 - 松本翼 (@tbs00key) - ツイキャス

 

まず、この配信をするに至った出発点は、

ジャズピアニストが、人気のあるネットピアニストをインチキジャズと

批判したことです。

 

これを機に、主にネットのリスナーの界隈で

ジャズに対してマイナスなイメージを持たれてしまうのは、

非常に残念なので、少しでもモヤモヤがなくなればと思い、

この話題を取り上げました。

 

まず、

あれはジャズじゃない、といった批判は、

ジャズの生まれ故郷である、アメリカでも散見されます。

 

例えば、パットメセニーというジャズギタリストが、

ケニー・Gというサックス奏者を批判した例。

 

www.youtube.com

 

もう一つは、ブランフォード・マルサリスが、

ロバート・グラスパーカマシ・ワシントンを批判した例。

 

Branford Marsalis' Secret - JazzTimes

 

 

パットメセニーも、ブランフォードも、

どちらも超一流のミュージシャンですが、

そのようなミュージシャンですら、「あれはジャズじゃない」といった旨の

発言をします。

 

日本だけでなく、ジャズの本場ですら、「あるある」な論争です。

なんか意外というか、残念というか、微妙な感情にさせられます。

アメリカでもあるんだなあ」くらいに思っておくと良いと思います。

 

ここからが、僕の私見です。

 

このジャズか、ジャズではないか、というのは

「演奏者側」と、「聴く側」で分けて話をする必要があると思います。

 

音楽を聴く側、楽しむ側にとって、

自分が好きだと思う音楽のジャンルが何なのか、ルーツが何なのか、

究極はどうでもいい話です。

自分が、その音楽に触れて心地よいと感じれば聴けばいいし、

格好いいと感じれば聴けばいいと思います。

ですので、あなたが聴く音楽が、ジャズか、ジャズではないのか、というのは、

音楽を聴く側にとっては、超どうでもいい話で、全く気にする必要はありません。

 

 

一方で、演奏者側にとっては、

「ジャズ」が「ジャズであるか」は、非常に重要な命題です。

自分の大切にしている音楽ですから、それは当然のことです。

(批判のやり方、言葉遣いといった点に関しては、

また別の話になるので、いちいち触れません。)

 

 

この2つの立場の考え方を混同せずに切り分けた方が良いと思います。

 

聴く側は、自由に好きな音楽を楽しめば良いなと思います。

理論を知らないと楽しめない、とか、

歴史を理解しないと楽しめない、とか、そんなことは無いです。

好きだと思う音楽、人を応援してあげてください。

 

逆に演奏者側は、

そういったピュア(純粋というより、無垢)な耳で聴いて下さる方々を

深い世界に連れていけるように頑張らないといけないよな、と思います。(自戒)

 

 

以上、第6回メンバーシップ配信のまとめでした。