ばーくんの毎日

ピアノのある生活。日々の雑感を綴ります。

2022/09/21 第7回メンバーシップ配信まとめ

昨日はメンバーシップ配信にお越しくださりありがとうございました。

 

第7回メンバーシップ配信 - 松本翼 (@tbs00key) - ツイキャス (twitcasting.tv)

 

今回は、ビルチャーラップというピアニストについてお話しました。

時代を作り上げてきたジャズの偉人たちが、

少しずつ亡くなってしまっていく寂しい状況の中、

古き良きジャズを現代に受け継ぐようなピアノを弾くビルチャーラップ。

もっと紹介したい巨人たちがいるのですが、

今も生で音を聴くことができるピアニストも紹介したかったので、取り上げました。

 

 

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まず取り上げたのは、『I'm old fashioned』(2010)

ピアノ・ベース・ギターというちょっと変則的なトリオの作品ですが、

それぞれの良いところが凝縮されていて、最高のアルバムだと思います。

 

ギターのピーター・バンスタインのソロは、

単音でシンプルなアプローチでありながら、歌心が詰まっていて、

リズムも本当にすごいです。微妙にレイトバックしたり、ちょっと突っ込んだり。

(配信では話わすれましたが、ギターソロの時の、ピアノのコンピング(伴奏)にも

耳を傾けてみてください。)

 

ビルチャーラップのピアノは、

タッチ、ニュアンスが素晴らしいです。耳コピをして、同じ音を弾いたとしても、

同じようなサウンドにならないんです。絶妙なタッチコントロールと、

繊細なダイナミクス(音量変化)が、わざとらしくなく自然で、

ジャズピアノの極致だなと感じます。

 

次は、ビルチャーラップの歌伴を聴きました。

 

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こちらは、ビルチャーラップではなく、別の方の伴奏。

歌は、おなじみの最高に大好きなトニー・ベネット

曲は、『The way you look tonight』

このテイクも素敵なのですが、ビルチャーラップの伴奏のテイクはこちら。

 

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ビルチャーラップの間の取り方、全体の音楽の調和、バランス感覚、

もちろんピアノを扱う上で必要なテクニックも、本当に最高ですね。

 

 

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あとは、どこのだれかわからん人がですがライブを録音しているのが

Youtubeに上がっていたので、それを聴きました。

 

他にもたくさんお話致しましたが、少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。

僕自身もビルチャーラップが教えてくださることは、本当に数多くあるな、と再確認しました。心から尊敬しています。

 

配信にお越しくださった皆様、

ありがとうございました。