ばーくんの毎日

ピアノのある生活。日々の雑感を綴ります。

2022/03/11 11年

7:30 起床

 

ピアノのある部屋のエアコンとかの電源を全部入れて、身支度して、ちょっとストレッチして練習。

今日も変わらず、Isn't it romantic?の練習。

 

この曲は、前半の6小節が、同じコード進行(循環)が続く(テーマは違う)から、

どうやってトミーはこんなに飽きさせない音を聴かせてくれるんだろう?と不思議に思っていたけど、秘密が少しわかった!

2小節区切りで、左手のストライドピアノの音域を変えてるんだ!

1つめは、低音域

2つめは、中音域

3つめは、低音域だけど、裏コードになる

 

はじめは、たまたまかな?と思っていたけど、2コーラス続けて同じアプローチをしていたから、きっとトミーなりの工夫だったんだろう。すごく豊かな響きで優しくて、素敵だなー。またハンクとは少し違う、柔らかな左手のストライド

この響きを頭に響かせながら、お仕事へ。

 

お昼はかつやさん。

ありったけのカラシでヒーヒー言いながら食べた。

 

夜は、虚無ご飯。

りゅうじのお兄さん、「料理」の秘儀、ごはんにバターと醤油だけ。

 

練習は、やっぱり今日もトミーフラナガン

本当に左手がすごい。僕の手の大きさだと、届かないところもあるけど、

弾いているうちに、ここはこうしたいなっていう自分らしいアイディアもわいてきて、すっごく楽しい。

 

後はリズムだなあ。極上のリラックス感があるのに、でも、のっぺりしていない、時に鋭いけど、不自然じゃない。超絶技巧なのに、そうだとわからないくらい自然。

演奏のための技巧!ということを体現してる。

素敵だなあ。右手なんて喋ってるみたいだもん。

ほうら、こんなのどう?いいなあ。とりゃ!みたいな感じ。(よくわかりませんね)

 

トミー愛がやばすぎるので、ちょっと趣向を変えて、素晴らしい先輩の大林さんのピアノをご紹介。

 

www.youtube.com

 

本当に素晴らしい!新しいモダンな響きもあって、でも伝統も大切にしていて、すごい。そして、お人柄もすごく穏やかで優しいので、ぜひ皆さん大林さんが来日された際は聴きに行ってみてください。

大林さんは今はジャズにとどまらず、MISIAさんのサポートなどでも活躍されています。

初めてお会いしたのは高田馬場イントロというセッションバーで、そこで色々とアドバイスをくださいました。

その後、レッスンをしていただいたり、ライブに伺ったり、またセッションでお会いできたり、ほかにもいろいろな縁が重なった結果、なんと僕の結婚式に、サプライズでビデオ動画を送ってくださったのです!あの時はびっくりしすぎて腰を抜かすところでした。

 

そんな温かなお人柄の大林さん。とってもおすすめです。

 

さて練習練習。

 

 

 

2022/03/10 春の予感

今日の朝練はおやすみ。前日に配信すると結構夜遅くなっちゃうので、朝は無理しないで寝ちゃう。

昨日の配信でお話した曲を整理しておこ。

 

  • Isn't it romantic?
  • my romance
  • little girl blue

 

全部リチャードロジャース・ロレンツハートの名コンビ。後ろ2つの曲が、ミュージカル『JUMBO』の曲。

一方、Isn't it romanticは、『Love me tonight』っていう映画の曲みたい。どっちも見たことはない。

 

Jumbo Musical.jpgLove Me Tonight (1932 poster).jpg

 

このコンビの名曲はほかに、Blue Moonとか、My funny valentineとか本当たくさん。ミュージカル『Pal Joey』ではI could write a book、Bewitched

これも見たことない。

だって生まれるずっとずっと前のやつだもん。

誰か、タイムスリップしてブロードウェイミュージカルを聴きに行ける魔法の乗り物作ってくれないかな。1930年代とか、恐慌で大変な時代だっただろうけど、その中で人はどんな思いで、ミュージカルっていう娯楽に癒しを求めたのかな。

 

古い映画が見られるサブスクとか無いものか。

Pal joey 1950.jpg

 

作曲家・作詞家の名コンビって、他に誰がいるだろう?

大好きなのは、Jule Styne・Sammy Cahnコンビ。

  • Some other time
  • Time after time
  • Let it snow
  • The things we did last summer

挙げたらきりがない。

 

素敵な曲と素敵な歌詞も、ミュージカルのストーリーを知っていなければ、断片的な理解になってしまう。その曲を、ピアノで弾くときには、歌詞はつけれられないけれど、もともとどんな映画やミュージカルのどんなシーンで使われていたのか、どんな歌詞なのかを知ってから弾くのは、また理解が深まって楽しいし、演奏者として、ちゃんと創作者のことも知っていたい。僕がお客さんだったら、そんな風に深いところまで人や芸術を愛している方のピアノを聴いていたい。

 

今の世の中、黒本というものがあって、コードがわかってピアノが少し弾ければ、それっぽく弾けるのは、本当にいいことだと思う。

 

これは配信を始めてすごく感じた。色んな方が、いろんな形で配信してる。弾いたり、聴いたり、歌ったり。そうやって気軽にジャズに触れる人が増えてくれてるから、めっちゃ嬉しい。

 

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そうやって入口に来てくれた人を、僕みたいなちょっとしたヲタクが、ちょっと深いところまでご案内したい。あとは僕が大好きな、究極の領域で演奏している方々のことも、紹介できたらいいなって最近思う。

 

もちろん、すべての方が、音楽の深みに興味があるわけではないし、感性も人それぞれだから、僕が素晴らしいと感じる音楽や演奏者が、その人にとってポピュラーな存在になる、とは思っていないけど、でも、きっと、「ジャズってよくわからないけど、この曲は好き。もっと深いこところまで知りたいな、感じたいな」と思っている方は、ジャズにこれからも触れていたら、本当に幸せな人生になると思う。

僕の先輩も言っていたけど、ジャズは本当にするめいかで、噛めば噛むほどおいしいみたいな感じになる。もっと僕も弾けるようになりたいな。

 

ja.twitcasting.tv

配信をはじめて、本当によかったと最近思う。いつも聴いて下さるリスナーさんとリアルタイムに交流出来て、なにより温かい時間を一緒に過ごせる。これからもずっと続けたい。飽きられないように、成長もしないと。(笑)

楽しもう!

 

〇今日練習したこと トミフラのIsnt romanticのDm7-G7-Bdim-Cm7-Bm7-Bbm7の左手

 

2022/03/09 まだ寒い日々

朝7:23起床

変わらずトミーのロマンティックを練習。今回のフレーズは、

EbーBb7(aug)-Eb。ポイントは、軽快なリズムと、弾きすぎないこと。

 

お仕事は忙しかった。最近は車のなかでYoutubeを聞き流ししてる。もっぱら、お料理のおにいさん、りゅうじ!彼のテンションといい、伝え方といい、ものすごく好き。「世界一の料理人」とか、「ミシュラン獲得」とか、そういう「究極の極致」を目指す料理の在り方とは違う、彼らしい感じが好き。

料理の伝統とか、文化的なタブーとか、それはそれで大切にされる界隈もあるんだろうけどね。

 

これは、実家の梅。

鉢にあったのが、いつのまにかこんなにおっきくなったんだって。親父談

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夜は、ばートークVol.7!

なんか今日は手元がおぼつかなかったなぁ。

でもリスナーのみんなのおかげですごく楽しかった。いつもありがとう。

最近はLittle Girl blue、Isnt it romanticがお気に入り。

 

寝れないから飲もうかな。(0:48)

 

2022/03/08 まさかの事件

朝7:30起床

 

トミーフラナガンのIsnt it romantic?を練習。2021年6月リリースの「SOLO PIANO」というアルバム。

 

録音は1974年2月25日、スイスにて行われたとのこと。トミーは1930年生まれだから、44歳。

 

演奏中(Sleepin Bee)に電話が鳴ったり、それが逆にエモかったり、ピアノの鍵盤の打鍵音がカタカタ聴こえて、まるでトミーがすぐそこで演奏しているかのような、エモい雰囲気の録音で、聴いてすぐに虜になった。

 

Ⅵ7(C7)へのアプローチが多彩。裏に行ったり、altしたり。割とリズムの遊びを入れたりするのはV7(Bb7)よりも多いかも。ターンバックからアドリブに入る部分の練習。C7の6度からのフレージング。左手は思ったよりせわしなくなく、ストライドピアノを弾いてます!というよりは、必要な部分を弾くだけで十分かも。Fm7も、1-3をオープンで弾くだけだったり。スペースと密集をうまくつかうことで、より演奏に立体感が増すようにおもう。常にテンションもりもりの演奏だと、せっかくの豊かな和音が引き立たない。

 

夜は、Wailを練習。

アウトロは、A7で、ホールトーンを3度でピロピロ弾くやつ。Ebの裏ってかんじ。

左手を、無理に追わずにやるといい感じ。とくに最初の2小冊。

 

〇今日のインプット Tommy flanagan 「Yesterdays」2:00の左手のフレーズ Dmのところかな。

「Isnt it romantic」ターンバックのところ。リラックスした雰囲気だけど、右手のフレーズ、かなりスピードがある。

 

〇今日知ったテイク ピアノは、エンリコピエラヌンツィ。

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~日常の出来事~

まさかのクレジットカードの不正利用が発覚。

でもそれに気づいたのは親父だった。目は悪いけれども、こういう嗅覚の鋭さみたいなものはすごいと思った。不正利用が心配で食パン一口しか食べれない親父、かわいい。

 

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2022/03/07 クラシックレッスン

左手でディミニッシュのアルペジオを弾くのが苦手と質問。

→まずは和音で弾いてみる。そこから、素早い親指の移動を心がける。次の鍵盤をつかむイメージ。Bbdimを例に。

 

バッハ インベンション8番。

左手が下手。同じ音を2個ずつ、3個ずつ連続で、すばやくスタッカートで弾く練習をする。途中まで完全なカノン形式になっていることに注意。八分音符は、頂点に対して、強くする、というより、向かっていくイメージ。

 

左手の指の付け根の部分が下がってしまっているので、強化したいと本当におもった。

 

ハノンやアルペジオの練習は、付点をすごく長く弾いて、極端にやる練習がいい。

指をバタバタさせず、吸い付くイメージ。