ばーくんの毎日

ピアノのある生活。日々の雑感を綴ります。

2022/05/19 第3回メンバーシップ配信

 

第3回メンバーシップ配信におこしくださり

ありがとうございました。

 

今回お話したことを

備忘録として、ざっくりまとめたいと思います。

 

 

①「All of you」マイルスの時代の聴き比べ

・Album 『Round About Midnight』(1957)

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1950年代のマイルスらしい、THE ジャズという感じのサウンド

このメンバーは、第1期クインテットと呼ばれます。

レッドガーランドのご機嫌なピアノが全開で最高!

 

・Album 『My funnny valentine』

 

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1960年代の、攻めまくりのサウンド。ライブ録音です。

このメンバーは、第2期クインテット、「黄金クインテット」とも呼ばれます。

1957年の録音とうってかわって、怪しげな雰囲気も漂っていて、なんというか演奏のうちに秘めた情熱を感じます。

ハービーハンコックのユニークなアプローチが、最高。

バンド全体のサウンドが第1期と全く違っていて、お互いに音で会話をしている感じが強です。

 

ハービーハンコックのソロの中で、

シーケンスといって、同じ形のフレーズをどんどん展開していくアプローチがあり、

お手本としてこのテイクはよく挙げられます。ドラムとの駆け引きもすごく面白いです。

 

②「So What」の時代別聴き比べ

1959年『Kind of blue』

ジミーコブの柔らかいシンバルレガートがとっても素敵です。

 

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1964年『Four&More』

暴走機関車のように突っ走るスピード感で、それぞれが面白いアイディアをぶつけあって、エネルギーにあふれた演奏。

きっと生でこんな演奏を聴いたら、気絶してしまいます!

ピアノ(ハービーハンコック)とドラム(トニーウィリアムス)の息がぴったりで、

常にドキドキはらはらする状態です。

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③ガチムチパワー系ぶつかり稽古的な演奏

 

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いかがだったでしょうか?

暑苦しい男たちのぶつかりあい、という感じで、僕はとても好きなのですが、好みは分かれるかとおもいます。真剣に音楽を表現しようとしている姿に心打たれます。

 

次回のメンバーシップ配信は、2000年以降の、新しいジャズについてお話しようかなと思います。

ぜひお楽しみに!